看護技術ヘルス・フィジカルアセスメントのポイント

看護技術には、バイタルサインから日常の援助まで、たくさんの項目があります。

皆さんも、臨床現場では日々様々な看護技術を用いて看護されていると思います。

その中でも、今回は看護師が患者さんを正確に看る為に必要不可欠な【ヘルス・フィジカルアセスメント】についての基礎を分かりやすく説明します!!

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ヘルス・ フィジカルアセスメント

ヘルスアセスメント、フィジカルアセスメントとはなにか。

どちらかというとフィジカルアセスメントの方が注目度は高く、耳にする事が多いのではないでしょうか。

しかし、今回私はあえて【ヘルス・フィジカルアセスメント】と題させて頂きました。理由は、患者さんをアセスメントをするうえで、順番的にはまずヘルスアセスメントから査定して評価を行うためです。その概要を、簡単に下記にまとめます。

1、ヘルスアセスメント

健康状態を身体・精神(心理)・社会的な情報から総合的にアセスメントすること。

《健康状態の査定・評価》

・身体的側面

・精神的側面

・社会的側面

2、フィジカルアセスメント

全身の状態を的確に系統的に把握し査定する為に、健康歴の問診も含めて視診・触診・打診・聴診の技術(フィジカルイグザミネーション)を用いて身体状態の評価を行うこと。

フィジカルイグザミネーション

フィジカルイグザミネーションとは、問診・視診・触診・打診・聴診の技術を用いて実際に情報を獲得する手段のことを指します。

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1、問診

①主訴➁現病歴③既往歴④システムレビュー➄家族歴⑥個人の習慣➆患者の生活像など、健康上の問題に関連する情報を聴取。

2、視診

身体の正中線を基線として、大きさ(身体の)色、動き、形態、位置、性状、機能を左右対称性に注意深く観察。

3、触診

直接手で触れて、皮膚や身体各部の大きさ、位置、動き、硬さ、温度、皮膚の状態や湿度、脈、振動、痛みなどを観察。

4、打診

身体の表面を叩き、その下にある臓器に振動を与え、発せられる音から大きさ、位置、密度などの状態を観察。

5、聴診

聴診器を用いて身体内部の音を聴取する。音から呼吸、心臓の状態、血流や腸の状態を観察。

診察の方法と順番

1、頭尾法

頭から足に向けて、頭・顔・胸腹部・筋骨格系・神経系の順番に、一緒にアセスメント出来ることをまとめながら実施する。(打診や触診により腸の動きや腸音が影響されるため)。

2、外表的なところから深部の観察

問診・視診・触診などの方法を用いながら、アセスメントを実施する。その次に物品を用いてより詳細な観察を行う。

対象者が気にしている異常部位を問診・視診した後、その周囲の異常ではない部位のアセスメントを実施してから、気になるところのアセスメントを詳細に実施する。

3、アセスメントの順番

通常のアセスメント順序は、問診→視診→触診→打診→聴診

腹部のアセスメント順序は、問診→視診→聴診→打診→触診

フィジカルイグザミネーション力を磨いて、正確なアセスメントをしよう!!

ナースが絶対に知っておくべき看護技術【ヘルス・フィジカルアセスメント】初級編、参考になりましたか?

実際の臨床現場では、忙しさもあり、例えば吸引前後での肺音の評価や、腹部の打診や触診での身体的評価をきちんと行えているスタッフは少ない印象です。

※わたしが急性期ユニット時代に使っていた、オススメの参考書はこちら。

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フィジカルアセスメントをどう活かしていくか

私が以前参加したフィジカルアセスメントの研修でも、なかなか現場で時間をかけてフィジカルアセスメントを行う事が出来ないとの声もありました。
臨床でこれらのフィジカルイグザミネーションを行うには、熟練した経験と知識、的確かつ無駄のない動きが求められるでしょう。
その為、日々の看護場面でフィジカルイグザミネーションを訓練し、アセスメント力を磨いていく事が大切です。次第に、フィジカルイグザミネーション技術やアセスメントの時間を短縮出来るでしょう。また、多くの症例で経験を積むことで、自分のスキルを上げていきましょう。

明日から活かせる看護技術、あなたのものにしてより質の高い看護を目指しましょう!!

 

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