看護で使うアンプル・バイアル・薬の計算|点滴・薬液の希釈と溶解

ナースちゃん

ナースの皆さん、こんにちは。 病棟で奮闘中のナースちゃんだよ!!
看護の仕事では、医師から点滴の指示が出ると、投与速度やアンプルやバイアル等薬剤の希釈濃度などを看護師が計算をして、薬剤を作成・投与しなければいけませんよね。

また看護学生は国試には必ず計算問題が出題される為、国試対策として確実に計算問題は押さえたい所。しかし、意外に看護学生や看護師でも、計算が苦手な人は実は少なくありません。
実際には、小学校で習う分数や比例式、百分率の計算を主に臨床の看護場面では使う事が多いので、覚えてしまえば難しくないのです。

計算が苦手な看護師にとっては、先生から点滴や薬液の難しい指示が出ると、ボクみたいな顔になっちゃうかもしれないな・・・。それは、ツライ。。。

うさぎちゃん

ナースちゃん

そうなの!!でも、苦手な計算ができる様になれば、点滴や薬液の希釈も、もう怖くないわ。では、今日は臨床看護の場面でよく使う点滴・薬液の計算式と問題について分かりやすく解説するよー!!

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看護で使う薬の計算式【点滴・薬液の希釈・バイアル・アンプル】

看護で使う主な計算式には、加法と減法(足し算と引き算)、乗法と除法(掛け算と割り算)、四捨五入(小数第1位、少数第2位)、分数、百分率、比例式などがあります。

看護学校入学前に習う基本的な計算式ですが、知識の再確認をしましょう。

足し算と引き算

足し算と引き算は間違いなくご存知だと思いますが、例題として乗せておきます。

足し算 例)3+2=5

引き算 例)3ー2=1

掛け算と割り算

掛け算と割り算も基礎問題ですので、復習とさせて頂きます。

掛け算 例)2×5=10

割り算 例)6÷2=3

四捨五入

四捨五入とは、様々な計算式の際に割り切れず整数にならない時、おおよその数にする為、4以下を切り捨て、5以上を切り上げる事です。

四捨五入 例)小数点第一位 1.3=1 |小数点第二位 1・32=1.3

分数

分数とは、整数Aを0でない整数Bで割った数(商)A/Bの事です。

分数を整数にしましょうとはA÷Bをしましょうという事です。

分数

では、例)600÷50を計算すると以下になります。

暗算で出来ないという方は、計算式を忘れていた方は、復習しましょう。

看護分数計算

百分率

日常生活の数字を◯◯%にしていく百分率を活用した問題です。

例)25Lは50Lの何%ですか?

 

25/50=25÷50=0.5

 

百分率にすると0.5×100=50%

 

答えは50%になります。

例)1500円の服が30%引きで売っていた場合いくらで買えますか?

 

1000×(1ー0.3)=700

 

(1000×0.7)=700円

 

答えは700円になります。

1000円の商品の305オフは、100%あるうちの30%を免除する、つまり残りの70%だけを払うという事です。

比例式

比例式は看護師が薬剤でよく使う計算式なので、必ず覚えておきたい計算式です!

比例式とは、2つの比が等しい事を示す式で、2つの変数の中で、一方が2倍・3倍となると、他方も2倍・3倍となっていく事です。

(黄色:左側)◯mg:◎ml△mg:  ♢ml(青:右側)

左側が2倍にになると、右側も2倍になります。◯が2倍になると△も2倍になり、◎が3倍になると♢も3倍になります。

文章問題で比例式を自分で作成する際のポイントは◯と△、◎と♢の単位を同じにする事です。

比例式の計算方法は、外側と外側、内側と内側を計算して行きます。

例) X:3=2:6 の計算式では、外側と外側(X×6)内側と内側(3×2)をします。

 

X:3=2:6

 

6X=6

 

X=1

 

答えは1となります。

点滴の計算問題60ml(小児用)

よく輸液の計算式が載っていると思いますが、それが出来なくても一番簡単なのは以下の計算式なので、計算が苦手なあなたはこの計算式だけを覚えましょう!!

<1時間の輸液投与量>

 

総輸液量÷投与時間=時間量(1時間の投与量を求めます)

 

例)500mlのソリタT3を8時間かけて投与する指示。

 

500÷8=63(62.5)

 

答え 1時間に63ml

<1分あたりの輸液投与量>

 

点滴速度(ml/h)÷60(分)×20(1mlの滴下数)=1分間の滴下数

 

例)1時間あたり60mlの速度で点滴を投与する指示。

 

60(ml/h)÷60(分)×20(1mlの滴下数)=20滴/分(1分間の滴下数)

 

答え 20滴/分

<秒あたりの滴下数>

 

1分間の滴下数÷60(秒)=1秒間での滴下数

 

例)1分間に20滴落とす場合、何秒で何滴落すか。

 

20滴÷60秒=0.333・・・・

 

答え 3秒に1滴

点滴の計算問題20ml

<1時間の輸液投与量 20滴/mlの輸液セットの場合>

 

総輸液量÷投与時間=時間量(1時間の投与量を求めます)

 

時間量÷3=1分間あたりの滴数(20滴/mlの輸液セットの場合)

 

例)500mlのソリタT3を8時間かけて投与する指示。

 

500÷8=63(1時間の投与時間量)

 

63÷3=21

 

答え 21ml/分

点滴の計算問題輸液ポンプ

輸液ポンプを使用していると、輸液がなくなるので交換が必要です。

その為、◯時間後に終わる事を想定して準備できると理想です。

輸液が何時間後に終了するのか計算してみましょう。

例) 輸液ポンプを50ml/hに設定し、500mlの輸液を午前10時から開始した場合の終了時刻は何時か。

 

500ml(輸液量)÷50ml(1時間の輸液量)=注入時間 10時間

 

午前10時から10時間足すと20時

 

答え 20時

注射薬の濃度【アンプルの計算】

注射薬の濃度の計算は、苦手な人が多いと思いますが計算式を叩き込めば簡単に解けるので頑張って覚えましょう!!

例)「フロセミド注15mgを静脈内注射」の指示を受けた。注射薬のラベルに「20mg/2ml」と表示されていた場合の注射量を求めよ。

 

濃度の計算では比例式を使い計算します。

 

20mg:2ml:15mg:Xml

 

20X=30

 

X=1.5ml

 

答え 1.5ml

バイアルの計算【小児の抗生剤計算など】

これは小児領域などで細かいバイアルの指示が出たときに用います。

例)生理食塩水10mlにセファゾリン1gのバイアルを600mg投与の指示。

 

実際には、溶解する量は自分が溶解しやすい量で行う方がわかりやすいのですが、簡単な方法は約分・公約数を見つけていくと分かりやすいです。

 

まずは両方の単位を合わせて小さい数にしていきます。

 

1g=1000mg

 

10と6まで小さくして、同じ数で割れるなるべく小さい数字を見つけます。

 

10は5×2で割れる、6は3×2で割れる。

 

互いに2で割れるので、同じ数で割れる片方の数で溶解して当てはめる事が出来ます。

 

答え 5mlの生理食塩水でバイアルを溶解して3ml混注する。

薬液の希釈

消毒液や薬液を作成する際には、希釈する事が多いので以下の計算式を使用します。

例)5%グルコン酸クロルヘキシジンを用いて0.2%希釈液1000mlを作るのに必要な薬液は何mlか。

 

1、計算方法は、5%グルコン酸クロルヘキシジンが0.2%の希釈液になるので、グルコン酸クロルヘキシジンを何倍に薄めるかをはじめに計算します。

 

5÷0.2=25(倍)

(5%を25倍に薄めると0.2%になります)

 

2、次に薬液量がわからないので Xmlとして計算します。

 

25X=1000

 

X=40ml

 

答え 40ml

看護師の仕事で使う薬剤の計算式

以上が主に臨床看護の現場で使われる計算式です。

あまり計算式を使わないと、急に指示が出てきたときに困ってしまう看護師は多いようですので、公式を覚えて苦手を克服しましょう!!

また、覚えるポイントは繰り返し問題を解く事です。

公式の練習問題を繰り返し解く事で、徐々に頭の中で計算できるようになっていきますので、頑張りましょう!!

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