看護師のストレスその原因と自分に合ったストレス対処法

看護師の仕事は、メンタルヘルスヘルスにおいてハイリスクグループと言われ、人間関係や力仕事の疲れなどストレスが多いですよね。

職業性ストレスの職種差を検討した研究において、看護師は他の職種に比べ、量的労働負荷(仕事量)や労働負荷の変動(仕事量の変動)が大きいと言われています。

就業者人数が増加しているにも関わらず、労働環境や雇用条件は変わらない事も多く、他先進国のなかでも日本のワークライフバランスいまだ低水準であります。

医療業界においては、特に人の命を預かる仕事でもあり、医療従事者のストレスは大きく、気付かないうちにストレスが蓄積して心身ともに影響を及ぼします。

今日はそんな看護師のストレスについて、緩和法・対処法を述べます。

働くナースにかかる3つのストレス要因

私たちを取り巻くストレス要因は、”健康”お金”人付き合い”学校や職場環境”など様々です。これらの中で、特に職場ストレスの状況を左右する大きな要因として、ストレスチェックなどで評価しておかなければならないと言われているのが以下の3つです。

  1. 仕事のストレス
  2. 心身のストレス
  3. 周囲のサポート

1、仕事のストレス

仕事のストレスでは、仕事の量が多いか、集中力を必要とする仕事か、自分のペースで出来るか、やり方や順番を自分で決める事が出来るか、給与や場所、労働条件などの環境など、仕事に掛かるストレスを言います。

2、心身のストレス反応

心身のストレス反応とは、元気や活気があるか、怒りや不安、イライラを感じていないか、ストレスから出現する無気力や食欲減退、気分不快など仕事から影響を受ける心理的な負担を言います。

3、周囲のサポート

周囲のサポートとは、職場において良好な関係を構築出来ている上司や同僚の存在、家族や友人などにどのくらい気楽に話せる人がいるか、困ったときに相談出来るような頼りになる人がいるか、自治体や国などの社会的なサポートを言います。

 

これらのストレス対策には、”緩和”と”対策”2つのケアが大切

  1. ストレス緩和法(今、現在)
  2. ストレス対策(日常的)

ストレスと上手く付き合いながら心の健康を保つには、セルフケアが欠かせません。

しかし、仕事に追われて忙しく、時間がない私たちは、ただ疲れを癒す時間を持ったり、睡眠をとるだけで、対症療法となってしまいがちです。

これからご紹介する”ストレス緩和法”と”ストレス対策”は、一番はじめに説明した”3つのストレス要因”のうち、自身が一番強いと感じるストレス要因に対して取り組んでみてください。

日常のストレスも見直すだけでも、ストレス耐性が変わってくると言われています。

自分に合ったストレスケアをしよう!!

自分を癒す方法は、自分が一番知っているはず。

好きな人と好きな事をして時間を過ごす、好物や映画を見るなど、ストレスを緩和する方法は人それぞれです。

しかし、具体的にどうすれば良いのか分からない方の為に、ストレスを緩和する具体的な方法をご紹介します。

1、仕事のストレスが高い時

優先順位を付ける

仕事が忙しくなると、一人でやらなければならない仕事の量が増え、「あれもこれもやらなくては」と焦り、心の負担もどんどん増えてしまいます。

そうやってストレスを貯め込まない為にも毎朝、その日一日の仕事に優先順位をつける習慣を持ちましょう。

なにから手を付けるか、何にどれくらい時間を振り分けるか、だいたいでいいので見通しを立てて仕事に向かうのです。

予定通りにいかない事もあるので、臨機応変に出来るようになれば精神的負担もかなり軽減されるでしょう。

完ぺき主義をやめる

仕事熱心で几帳面な人ほど、責任感が強く、どんな仕事も最後まできちんとやらないと気がすみません。完璧主義者ほどストレスがたまりやすく、うつ病にもなりやすいのです。

特に頑張りすぎる人ほど、この傾向にあります。 自分を追い込まず、「まあ、自分なりに頑張ったんだから良しとしよう」とおおらかな気持ちで自分の努力を評価しましょう。

そうするうちに他人にも優しくなれ、不要なストレスをためなくなっていきます。

仕事での会話術を使う

他者から一方的に仕事の否定をされたり、忙しいときに仕事を押し付けられたり、外部の人から苦情を訴えられたり、日々細かい対応力が求めらる職場ほど、このようなストレスは積み重なっていきます。

そのような状況を防ぐ為にも、ストレスを軽減する為には会話術も必要となってきます。あまり自己主張しない人や反対に攻撃的な言葉で人自己主張してくる人もいますが、会話のコツはその中間。

アサーティブな会話の仕方を覚えるとコミュニケーション力も高まりストレスも軽減出来ます。

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2、 心身のストレスが高い

オンとオフのメリハリをつけよう!

休日も仕事のことが頭から離れず、気が休まらない仕事もありますが、なるべく仕事と生活の調和を意識しましょう。

意識的にオンとオフのメリハリをつけて、本当に疲れているときは、休日には十分な休息をとる必要があります。体内リズムを壊さない程度に生活リズムを保ちましょう。

オススメの切り替え術は、スポーツをしたり趣味に没頭するなどの気分転換をしましょう。

小まめに体をほぐしてあげよう

仕事に集中する事は大切ですが、合間にたまっていく疲れやストレスをほぐしてあげましょう。

特にパソコンに向かったまま何時間も集中していると、姿勢も猫背になります。うつむきの姿勢が続くと気持ちも下向きになってしまうでしょう。

出来れば1時間に1回くらいは、仕事の手を止めて大きく伸びをして深呼吸し、姿勢を正す、仕事の合間に軽い筋トレやストレッチをする習慣をつけておきましょう。

ちょっと体をほぐせば、心も自然にほぐれます。行き帰り、昼休みに短時間のウォーキングなどの歩く習慣をつけましょう。

リラックス術

勤務時間中、イライラしたり、落ち込んだりした時、たった30秒行うだけで、気持ちをリセット出来る即効リラックス法をいくつかご紹介します。ネガティブな気分に入り込む前にぜひ実践してみてください。

・深呼吸をする

・家族やペットの写真を見る

・姿勢を正す

・笑ってみる

・遠くを眺める

・好きな香りをかぐ

3、人間関係のストレスが高い

聞く力と伝える力を高めよう

日頃のコミュニケーションが円滑であれば、職場でのストレスはかなり軽減されます。

しかし、実際には聞いたつもりだったけれど、相手がそこまで考えていたとは知らなかったり、あるいは反対に、話したつもりの事が伝わっていなかったりといった事が多くあります。

こうしたコミュニケーションでのすれ違いを減らす為にも、聞く力と伝える力を磨く事が大切です。

<上手な聞き方>

頷く、相づちをうつなど、共感的態度を示しながら聞く。

また、「はい、いいえ」ではなく、相手が素直に気持ちや意見を話せるよう、開かれた質問をする。

<下手な聞き方>

話している途中で話をかぶせるようにして割り込む。理解出来ていないのに「分かりました」と返事する。

※誰かが話している途中で、早のみ込みして「分かりました」などと言葉をかぶせないようにしましょう。曖昧なことは必ず聞き返すのも、認識のすれ違いをつくらないコツです。

また、要点を繰り返すと、相手も整理しながら話せます。

<上手な伝え方>

ポイントをつかんで、相手に伝えることを意識する。

相手が求めている情報だけを話す。

<下手な伝え方>

要領を得ず、話が脱線したり、自慢話が入ったりしてだらだらと話す。

言い訳ばかりの説明をする。

※言葉にしないと思いや考えは伝わりません。話すタイミングを考え、分かりやすく話すなど、相手への配慮が大切です。

また、気持ちや情報は整理してから口に出すようにしましょう。誤解や反感をま抜かない話し方のコツです。

ホウレンソウでコミュニケーション力を高めよう

職場のコミュニケーションで欠かせないのが、上手な「報告・連絡・相談」です。

どんな事でも報告する部下は、何も報告しない部下より上司にとっては安心で、チームメイトとして信頼できます。

また、連絡事項にしても、ギリギリまで連絡してこない人や、伝わっているかどうか確認しない人とはよりよい人間関係も築きづらいもの。

まして問題が大きくなってから相談されては、周囲は迷惑します。窮地に陥る前に誰かに助けを求めましょう。

一部だけでも手助けしてもらうなど、スムーズに進めるためのヒントをもらうだけでずいぶん気も楽になります。人を頼り、上手に人の力を借りるのも仕事の一つ。気持ちよく働き、ストレスを軽減する方法の一つです。

・判断に迷うときは、自己判断で行動する前に、上司など周囲に相談しよう。

・日頃かた上司に報告する習慣をつける。

・5W1Hで内容を伝えられる訓練をしよう。

達成感を仲間と共有しよう

職場の中にホッと出来る「場所」があり、「人」がいれば、ストレスはかなり軽減されます。特に心の健康のために大事なのが職場の仲間。

チームワークの土台が出来ていれば、多少忙しくても、目標や課題をクリアするたびに、みんなで達成感を分かち合い、楽しく働けます。助ければ、助けられます。

お互い様の心を大切にする事が、職場のコミュニケ―ションをより良くなります。

・日頃から「おはようございます」「お疲れ様」などの挨拶・声掛けを心掛ける

・お互いに褒めあう事で、雰囲気のよい職場となり、達成感が増す

家族や友人と助け合う

話す事で悩みや不安が頭の外に出ていきます。ネガティブな感情も吐き出す事で身も心も楽になります。

仕事の人間関係で問題が生じたとき、自分一人で抱え込まず、家族や友人に思い切って「職場でこんなことがあって悩んでる」と話し、愚痴を聞いてもらいましょう。

特に本音で話せる友人が職場の他にもいるだけで、ストレスの度合いが違ってきます。おしゃべりこそストレスから心の健康を守る大切な要素です。

仕事以外の場所で幅広い人間関係が築けている人はうつ病になりにくいと言われています。

 

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